みなさんこんにちは、テルナです!
妻の出産を機に、食の安全性に目覚めた30代パパです!
家族で楽しく、ゆるっと無添加生活しています!
みりんと、みりん風調味料の違いってなんだろう…
どうせなら体にいいものを選びたいんだけど、そんなのあるの…
できれば子どもには安心安全なものを使いたいな…
こんなお悩みを全て解決していきます!
この記事を最後まで読んだら、みりんの違いがわかり、迷わずに選べるようになりますよ!
もし選ぶなら、昔ながらの伝統的な製法で造られた、本みりん(純米みりん)がおすすめです。
みりんは、戦国時代、江戸時代より、甘みのある高級なお酒として飲み親しまれてきました。
一般家庭に普及し始めたのは、昭和30年代頃からなんです。
本物のみりんを使うことで、調理効果が発揮され、いつもの料理が格段に美味しくなります。
さらに、健康効果も高いので、まさに一石二鳥ですね!
本物のみりんは、使う量はほんのわずかで十分美味しくなるので、
安いものを買ってたくさん使うより、経済的かもしれません。笑
具体的に、以下のような調理効果が発揮されます。
- 砂糖に比べて、自然な甘さ、上品でまろやかな甘味がある
- テリとツヤをよくする
- 煮崩れを防ぐ
- 味が染み込みやすい
- 深いコクや旨みを引き出す
- 生臭みを消して、香りをよくする
しかし、上記のような調理効果を得ようと思ったら、
本みりんのような、本物のみりんであることが大事なんです。
そこで今回は、本物のみりんの選び方について解説していきます!
本物のみりんの選び方
結論から言うと、裏の成分表示を確認して、
- 原料がシンプルなものを選ぶ(もち米、米麹、米焼酎のみ)
- できれば国産のものを選ぶ
- 添加物が入っているものは避ける
みりんを選ぶ際は、上記のポイントを意識してみてください。
それでは、順番に解説していきましょう!
原料がシンプルなものを選ぶ
みなさん、みりんの原料って知っていますか?
実は、
- もち米
- 米麹
- 米焼酎
だけで造られているんです。
めちゃめちゃシンプルですよね!
※原料に、醸造アルコール、糖類を使用している場合もあります。
醸造アルコール?
糖類ってなに?
醸造アルコールとは、主にサトウキビを原料として発酵させた、純度の高いアルコールのことです。
糖類とは、とうもろこし等の原料を糖化したものです。
そして、みりんの伝統的な造り方は、以下の2種類があります。
- 伝統的製法
- 工業的製法
伝統的製法は、和釜で蒸したもち米と、米麹を合わせたものに焼酎を加えて、みりんもろみを仕込みます。
みりんもろみって?
みりんもろみとは、みりんを造る過程でできる、原料が発酵してやわらかい固形物になった状態のものです。
このもろみをしぼり、半年〜1年以上かけて、長期糖化・熟成させて造ります。
原料が、もち米、米麹、米焼酎のみなので、熟成にかなりの長い時間がかかるんです。
工業的製法は、加圧蒸煮や高熱液化などの処理を行い、醸造アルコールや糖類を用いることで、
時間と労力を節約でき、40〜60日間と比較的短い時間で糖化・熟成させて造ります。
加圧蒸煮?
高温液化って?
加圧蒸煮とは、大気圧以上の圧力で、水蒸気を使って加圧する方法のことです。
高熱液化とは、高熱によってでんぷん質を糊状にし、これに麹と酵母を加えて発酵させる方法のことです。
醸造アルコールで熟成期間を短縮し、熟成期間が短いと甘みが不足するので、糖類を使って甘みを補います。
さらに、加圧・高熱処理をすることで、短時間で効率的に作業が行えるようにします。
長い時間をかけて糖化・熟成させることで、米麹中の酵素が働き、
もち米のデンプンやタンパク質が分解されて、以下の成分が生成されます。
- 糖類(グルコース、オリゴ糖…)
- アミノ酸(グルタミン酸…)
- 有機酸(乳酸、クエン酸…)
- 香気成分(フェラル酸エチル、フェニル酢酸エチル…)
さらに、特有の風味が形成されます。
これが、本みりん(純米みりん)と呼ばれるもので、本物のみりんとなります。
ちなみに、本みりんは、アルコール度数が13〜14%と高く、
酒税法上では酒類に分類されるので、酒税がかかります。
塩分も0%と、一切含まれていません。
酒税がかかるのと、原料と製法にこだわって造られるので、
値段がどうしても高めになってしまうのも特徴です。
みりんを選ぶ際は、醸造アルコールや糖類が使われておらず、
原料が、もち米、米麹、米焼酎のみで、伝統的な製法で造られた本みりんを選びましょう!
健康面を重視し、いつもの料理を格段に美味しくしたい方には、すごくおすすめです!
できれば国産のものを選ぶ
身土不二という言葉があるように、
食材は地元でとれる旬の作物を選ぶのが、健康にとって良いんです。
つまり、日本人には日本の食べ物を、外国人には外国の食べ物が、一番身体に合っているんですね。
そして、原料に遺伝子組み換え作物を使用している可能性があるので注意が必要となります。
避けるなら、国産もしくは有機のものを選びましょう!
特に、醸造アルコールや糖類の原料に使われるとうもろこしは、
日本で遺伝子組み換え作物の輸入が認められているので、その可能性があります。
遺伝子組み換えって?
遺伝子組み換えとは、遺伝子を人為的に操作して組み換え、新しい性質をもたせることです。
例えば、除草剤に耐性を持つ種を作ったり、病害虫に抵抗性を持つ種を作ったりすることを言います。
さらに、遺伝子組み換え作物は、人が自然界に手を加えることについての生態系への影響や、
経口摂取した場合の人体への影響を心配する声も上がっているんですね。
原料のお米もなるべく無農薬のものなら、より安心ですね。
添加物が入っているものは避ける
本みりんに類似した調味料として、以下のものがあります。
- みりん風調味料
- 発酵調味料(加塩みりん)
上記のタイプのものは、本みりんに比べて、製法や成分が全く違うため、
序盤に説明したような調理効果はありません。
さらに、原料に添加物が使われているものが多いんです。
順番に解説していきましょう。
みりん風調味料
原料は、以下のものになります。
- 米
- 米麹
- 糖類(水飴、ブドウ糖果糖液糖)
- 酸味料
- 調味料(グルタミン酸ナトリウム)
- 着色料(カラメル色素)
- 香料
これらを混ぜ合わせて作ります。(※黄色が添加物です)
アルコール分は1%未満と低く、酒税がかからず、
製造コストもあまりかからないため、かなり安価で買えます。
アルコール分もほとんど含まれていないので、煮崩れ防止や臭み消しなどの、調理効果はありません。
塩分は、0〜0.2%未満含まれています。
名前のとおり、あくまでも「みりん風」の調味料なので、これはみりんではありません。
みりんに似せた、甘いシロップのほうがしっくりくるかもしれません。
多くの添加物を使って味を調整しているので、健康を気にしている方は、避けたほうがいいですね。
使い勝手とコスパを重視するなら、おすすめです!
発酵調味料(加塩みりん)
原料は、以下のものになります。
- うるち米
- 米麹
- 糖類(水飴など)
- 醸造アルコール
- 食塩
うるち米や米麹を発酵させて、糖類や醸造アルコールなどと混ぜ合わせ、
最後に塩を加えて、みりん風味に味を調整したものです。
純粋に、本みりんに食塩を加えたもの(無添加のもの)もあれば、
添加物を使って作られているものもあります。
アルコール分は10〜15%未満と高く、酒税の対象になりますが、
塩分が約2%と多く、塩を加えて調整しているので、
酒類の範囲から除外され、酒税がかからないようになっています。
塩分濃度が高いので、そのままでは塩辛くて飲めません。笑
値段は、本みりんよりは安価で、みりん風調味料よりは、高価になります。
ある程度は安心なものを使いたいけど、本みりんよりは安く抑えたい方には、おすすめです!
まとめ
今回は、みりんの選び方について解説していきました。
- 原料がシンプルなものを選ぶ(もち米、米麹、米焼酎のみ)
- できれば国産のものを選ぶ
- 添加物が入っているものは避ける
本みりんは、使われている原料や製法にこだわり、長い時間をかけて造られていることに加え、
酒税がかかるので、値段は高めになります。
反対に、みりん風調味料は、使い勝手がよく、安価で、経済的には優しいかもしれませんが、
製造コストを抑えて効率最優先で作られているので、多くの添加物が使用されています。
本物のみりんは、使う量はほんのわずかで、驚くほどコクとうま味が出ます。
むしろ、使い過ぎないので、経済的かもしれません。笑
さらに、健康効果も高く、添加物も使われていないので、子どもにも安心ですね!
いつもの料理に甘さが欲しいときは、砂糖の代わりに本みりんを使ってみたらいいかもしれませんね。
以上、みりんを選ぶ際の参考になれば嬉しいです。
テルナでした!
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