みなさんこんにちは、テルナです!
妻の出産を機に、食の安全性に目覚めた30代パパです!
家族で楽しく、ゆるっと無添加生活しています!
卵って、料理によく使っているけど、体にいいのかな…
卵の生産の仕組みって、どうなっているの…
安い卵って、安全なのかな…
子どもにも安心安全な卵ってあるの…
こんなお悩みをすべて解決していきます!
この記事を最後まで読んだら、安全な卵の選び方がわかりますよ!
もし選ぶなら、平飼いもしくは放牧(放し飼い)の卵がおすすめです!
卵は、たんぱく質、脂質、ビタミン・ミネラルなどの栄養素が豊富に含まれており、
とっても栄養価の高い食品なんです。
しかし、スーパーなどで売られている卵のほとんどが、危険な卵です!
僕たち日本人の食卓には欠かせないもので、料理にもよく使われていますが、
注意するべきポイントがあります。
卵には危険性もあるので、正しい選び方について解説していきます!
卵の危険性(安い卵の裏側)
結論から言うと、
- 飼育方法の問題
- 飼料の問題
- 薬剤投与の問題
順番に解説していきます!
飼育方法の問題
ケージ飼い(バタリーケージ)と言い、20cm✕20cm程度(1羽あたり平均B5サイズぐらい)の狭い柵のなかで、
4段5段と天井までケージが積み重ねられて、1箇所に集められて大量飼いされ、
大量生産できるという理由で、劣悪な環境下で育てられています。
狭い柵に敷き詰められて身動きが取れず、ストレスたっぷりで卵を産み続けることになります。
鶏のストレスよりも効率性を重視しているため、鶏に自由はありません。
ケージ飼い(バタリーケージ)は世界的にも批判の声が多く、禁止している国も多いんです。
そんな中で、日本の養鶏場では9割がこのケージ飼いなんです。
世界では規制が強化されているのにもかかわらず、日本ではいまだに9割がケージ飼育です。
つまり、日本で販売されている卵の9割は、鶏に自由のない飼育方法で育てられているのが現状です。
日本は世界第2位の卵消費国であり、効率的な生産が求められているんです。
効率性重視の飼育環境のため、卵を大量生産できることから、
日本の卵は世界に比べてとっても安価で売られています。
ちなみに、
日本では、1パック約200円で売られており、特売日になると100円近くになることもあります。
世界では、約400〜600円が当たり前なんです。
日本の卵の安さは、世界では異常だとされているんですね…。
※2023年の今現在は、
鳥インフルエンザの感染拡大による生産量の減少と、
飼料の高騰、輸送コストの増加などの物価上昇の影響で、
世界的に卵の価格が上昇しています。
卵が10個100円で買えるのって、よくよく考えてみたらヤバいことなんです,,,。
飼料の問題
トウモロコシなどを中心にエサが与えられます。
その飼料は、遺伝子組み換えされた海外の穀物が主流となっているんです。
飼料の90%がアメリカ産のトウモロコシとされており、海外の飼料はほぼ遺伝子組み換えです。
さらに、飼料の輸送時には、防カビ剤などが散布され、残留農薬の危険もあります。
「人は食べたもので体がつくられる」と言いますが、鶏も一緒です。
鶏が食べたもので卵はできています。
卵は、鶏の健康状態に強く影響されるので、これで卵の質が変わってきます。
環境や食べたものがそのまま卵に影響するんですね。
鶏が摂取した飼料は、僕たちが卵を食べるときに間接的に摂取してしまいます。
つまり、遺伝子組み換えが体内に入ってくることになります。
国は安全だと言っていますが、遺伝子組み換え作物を摂取することによる、
人体への影響や長期的な安全性は十分であるとは言えないのが現状です。
薬剤投与の問題
狭い柵のなかで身動きが取れず、不自然な環境でストレスたっぷりに飼育されるため、
とっても病気になりやすいんです。
病気を予防するために、エサに大量の抗生物質や抗菌剤などを混ぜたり、もしくは直接投与されます。
さらに、飼育環境が悪すぎてダニが湧いたりするので、殺虫剤なども定期的に散布されています。
つまり、薬漬けです。
薬が蓄積された鶏は、薬まみれの卵を産むことになり、卵の品質に悪影響を及ぼします。
安全な卵の選び方
安い卵が危険なのはわかったけど、
じゃあ、どんな卵を選べば安全なのの?
結論から言うと、以下のものを選ぶようにすれば安心です。
- 平飼い・放牧(放し飼い)、できれば有機JASのもの
- 遺伝子組み換え飼料不使用
- 抗生物質不使用
卵のパッケージに、上記の記載があるものを選べばOKです!
順番に解説していきます。
平飼い・放牧(放し飼い)、できれば有機JASのもの
平飼いと放し飼いって、何が違うの?
平飼いとは、ケージ飼育のように鶏を1箇所に詰め込まず、のびのびと過ごせる鶏舎内もしくは屋外で、
鶏が自由に地面を運動できるように飼育することです。
放牧(放し飼い)とは、平飼いのうち、日中の半分を屋外において飼育することです。
例えば、朝に鶏を鶏舎から屋外(放牧場)へ開放し、夕方にまた鶏舎に戻すようなイメージです。
なるべく自然に近く、ストレスのない環境で産む卵のほうが、より美味しくなるんです。
さて、ここからが重要です!!!
実は、「平飼い」なら良い卵とは限らないんです!
卵のパッケージに「平飼い」と書いてあれば、鶏が幸せに飼育されているとは限りません。
「ケージフリーの卵なら絶対大丈夫!」とは言えないことに注意してください。
「平飼い」と聞くと、広々としたところで飼育されて、健康そうなイメージがありませんか?
しかし、現実は少し違います。
2014年に初めて行われた、平飼い卵の飼育密度調査では、
1羽あたり平均して20cm四方のスペースしか与えられておらず、超過密飼育だったことがわかりました。
これでは、ケージ飼いと大差はなく、ストレスフリーとは言い難いです。
日本は海外と違って飼育密度の決まりがなく、狭いスペースでも「平飼い」と表示することができてしまいます。
ただ単に「平飼い」というだけでは、安心できないんですね。
さらに、平飼いは、ケージフリーであれば良いこととなっており、エサや抗生物質などの具体的な基準がないので、
遺伝子組み換えのエサが与えられていたり、抗生物質などが使用されているかもしれません。
遺伝子組み換えのエサを与えても「平飼い」、
抗生物質を使用しても問題なく「平飼い」として出荷できるのが、
意外な落とし穴なんです。
平飼いの抜け道というか….。
同じ平飼いでも、質の良いものと、悪いものがあるので、その中でも良質なものを見極めて、
なるべくならそれを買うようにしましょう。
できれば、有機認証(有機JAS)の卵(オーガニック卵)を選べばより安心ですが、
数が少なく、日本ではなかなか手に入りづらいのが現状です。
なので、なるべくなら、本当の平飼いもしくは放牧の飼育環境で育った鶏の卵を選ぶようにしましょう。
「平飼い」「放し飼い」「有機JAS」の記載がパッケージにないものは、ケージ飼い卵と考えてほぼ間違いないです!
遺伝子組み換え飼料不使用
幸いなことに、日本では今のところ、遺伝子組換え作物自体の栽培は行われていませんので、
使われる飼料が、国産もしくは有機のものであれば、残留農薬や遺伝子組換えの心配はほぼありません。
エサが海外のものであれば、遺伝子組換えはほぼ確実で、
輸送時に防カビ剤や農薬などを散布するので、残留農薬のリスクがあるので、選ぶ際は注意が必要です。
卵のパッケージに、「遺伝子組み換え飼料不使用」の記載があれば安心ですね!
抗生物質不使用
本当の平飼いもしくは放牧(放し飼い)の飼育環境であれば、
鶏たちは、屋外でのびのびと自由に走り回ることができるので、
ストレスを溜めることがない為、病気になりにくく、
薬を使わなくても心身共に健康に育っていくんです。
病気にかからないので、抗生物質などを投与する必要がありません。
同じように、パッケージに「抗生物質不使用」の記載があるものを選べば、安心ですね!
まとめ
今回は、安い卵の危険性、安全な卵の選び方について解説していきました。
- 飼育方法の問題 → ストレスたっぷりのケージ飼い(バタリーケージ) ✕
- なるべく本当の平飼いもしくは放牧のものを選ぶ(できれば有機JASのもの)
- 飼料の問題 → 海外のエサは遺伝子組換えと残留農薬の危険あり ✕
- 遺伝子組み換え飼料不使用のものを選ぶ
- 薬剤投与の問題 → 病気がちで薬漬け ✕
- 抗生物質不使用のものを選ぶ
1パック100円の安い卵の正体は、解説してきたとおりです。
安い卵には理由があり、それなりの危険があります。
病気がちで薬漬け、使われる飼料が海外のエサなら遺伝子組換えと残留農薬の問題。
劣悪な環境下でストレスたっぷりで飼育され、遺伝子組み換えの飼料を毎日食べ続け、
病気予防のために抗生物質などの使用で薬漬け、しまいには殺虫剤の散布。
鶏本来の生き方を無視して、効率性重視した先に、本当に安全で健康な卵を食べられているのでしょうか。
なるべくなら、遺伝子組み換え飼料や抗生物質などが不使用で、
放牧・平飼いなどのストレスフリーで自然に近いな育環境で育った鶏の卵がいいですよね!
体は食べたものでつくられるので、子どもたちには特に、安全で良いものを体に入れて欲しいと思ってます。
以上、卵を選ぶ際の参考になれば嬉しいです。
テルナでした!
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